建築中に地震で倒壊した場合どうなるのか?補償のお話

↑ 仮筋交いで構造補強を施した後だったので被害はありませんでした

 

天気予報の通り、昼前からの雨で建て方2日目は中断しました。その後の午後1時13分、震度4(M5.3)の地震で現場がドカっと揺れました。幸い屋根や足場の上には誰もいないタイミングでした。本日は仕事をお休みして少しだけ地震と補償の話をまとめます。

 

Q.建築中に地震で建物が倒壊した場合どうなるのか?

 

A.施主の自費対応となる可能性があります(工事契約の内容によります)。

 

 

Q.工事契約の内容はどうなっているのか?

 

A.例えば多く準用されている「民間連合協定工事請負契約約款」には第21条で「発注者及び受注者が協議して(略)受注者が善良な(略)注意をしたと認められるものは、発注者がこれを負担する」となっています。つまり施主負担になります。

 

 

Q.なぜ施工者が加入している建設工事保険で補償してくれないのか?

 

A.「地震保険法」に基づき、建設工事保険に地震保険を組み込めない決まりになっています。地震の被害は同時広範囲に渡る為、民間保険会社では補償しきれない巨額な費用が発生する可能性があります。そこで、地震に関する保険は再保険という仕組みによって、実質国が補償している為、自由度の低い保険制度と言えます。

 

 

Q.発注者(施主)にできる対策は?

 

A.多くの方がお引渡し直前に加入する火災保険を、工事着手前に加入してオプションで地震保険を付保する事が可能です(地震保険だけ加入する事はできません)。

 

 

ここまで記事を読んでくれたあなたにおススメする保険がこちら!と続くサイトが多いのですが、僕のページはこれでおしましです。最後に必ず問われるQ&Aを。2020.05.19

 

 

Q.加藤さんならどうしますか?

 

A.たぶん現場に保険はかけません。いろ~んな事を踏まえたうえで、お金の配分をどうするか?と悩んだら、いま僕の場合は保険にお金を使っている場合じゃないかもです(要はケチ?)。万が一震度7の地震が来たら、震度4の地震が10回連続で来たら、建物は倒壊するかもしれません。その時は建築を一旦あきらめます。住宅ローンだけが残ってしまうけれど、命があれば幸いかなぁ。と、各々が悩んで決断する事がとても意味のある事だと、僕は思います。

 

 

 

 

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