建て方二日目

建て方二日目。僕の設計は緩勾配の屋根が多いのですが、今回は5寸勾配の屋根です。登り梁の据え付けが想像以上に大変でしたが見事に掛かりました。連続性が綺麗です。

迫り来る入道雲に焦らされながら、屋根の化粧野地板まではやってしまいたいところ。

大人は入道雲を見たら“雷雨が来るなぁ”と思います。子どもは“おいしそうだなぁ”とか思います。同じ景色を見ていても、知識や経験が違えば見え方(感じ方)が違います。建築にも同じような事が言えます。たまに「設計事務所は見た目にこだわるね」なんて聞きますが、その「見た目」っていうのは、単に“四角い家がかっこいい”とか“黒の外壁がおしゃれ”とか僕の感性で決める部分は少ないです。自然の摂理や場所の特性がわかると、結果的にそういう見た目になったモノが「あぁ良いなぁ」と感じるようになります。だからデザインされた建物の中から選んでいただくよりも、打合せを重ねながら設計意図をお伝えして、お互いの理解を深めながら図面を描き進めています。説明下手ですけどね。2020.07.30

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