地盤保証は必要なのか?

地盤の上に机がある写真

地盤調査→必要に応じて地盤改良→地盤保証※ここの話

 

結論から言うと地盤保証は(今のところ)付けた方がいいです。

 

神田の家を例にあげると、2~3万円の支払いで最大2000万円が保証されます(10年保証)。しかし、地盤保証を受ける為に必要な地盤改良費が60万円以上かかるので心苦しい気持ちです。そこである試みをしました。地盤調査結果を示したうえで、現状のまま保証してくれる法人を探しました。すると“現状のままベタ基礎でOK”という回答の保証会社が見つかったのです。クライアントは「それでも地盤改良はしておこう」という賢明な判断をされましたが、地盤調査でセカンドオピニオンが実行できるというのはひとつの発見でした。

 

平成21年から始まった住宅瑕疵担保履行法の解釈が寛大になれば、保証内容が重複して新築住宅の地盤保証は必要なくなる気がします。いまは保証の為に調査の安全率があがり、地盤改良費が過剰になっている懸念があります。限られた予算の中でお金を使うなら、建物の耐震等級を3にした方が良いような気もして。

 

今回必要となる地盤改良費は、外構にとってあった予算から捻出することになりました。植栽や塀が造れなくなってしまいますが、いつか一緒にシンボルツリーを植えましょうね!2018.05.08

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