耐力壁を施工中

木造建築の構法には、伝統構法・軸組み構法・枠組壁構法などがあります。僕は設計の自由度が高い(その分、大工の技術を要し時間が掛かる)、「軸組み構法」を扱うことが多いです。
軸組み構造は土台と柱と梁から成る構造ですが、それだけでは地震や風の力に耐えられません。そこで軸組みが変形しないように、窓以外の部分に耐力面材が張られています。これが耐力壁です。耐力壁の総数と全体のバランスを考慮して、ばってんの筋交いを付加した部分、これも耐力壁です。耐力壁が受ける耐荷重に応じて、土台・柱・梁を規定の金物で固定しています。
僕がマニフェストとして密かに掲げている“住まい手と敷地に似合う自然なかたちの住宅”は、建物をかっこよく見せる為に不自然な形を追い求めることはしません。すると構造もシンプルで強度的に優位なのです。構造検討もさほど難しくないので、興味あるクライアントには事細かに説明できます。
お盆明けには、第三者機関によ構造検査が行われる予定です。2018.08.07
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