外壁(板壁)のサンプル検討

外壁に使う板材

外壁の材料も工業製品を含めて選ぼうと思うとキリが無いほどいっぱいあります。その中で僕の好みは「左官職人の手でモルタルを押さえる塗り壁」と「無垢の板壁」です。この二種類を予算配分を踏まえて使い分けています。無垢の板壁の方が塗り壁よりも3~4割安価です。ただし無垢板は多少のメンテナンスが必要なので(これも考え方によりますが)、地上から手の届く範囲に板壁を採用します。足場がなくてもメンテ塗装ができるからです。

 

今回は床板の越後杉を粗挽きのまま納品して外壁に用いようと検討しています。粗挽きは自然の風合いが強く残る点と、木部保護塗料が木肌に染み込みやすい点に利点がありコストも抑えられるという目論見です。写真に2本の目地が通っています。左は角が立った目地、右は丸みを帯びた目地です。
どちらがお好みですか?そんな感じで挑戦していく過程が“つくる”という事。既製品から選ぶよりずっと面白いです。2018.07.05

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